秘密情報を漏えいさせないことは簡単です。金庫の中にしまって二度と出さなければいいのです。
しかし、それでは管理とは言えません。
営業秘密とは秘密でありながら活用してこそ価値があるのです。

漏えいさせないことが理想ですが、１００パーセント防ぐことはできません。
そう割り切った上で、
万が一漏えいがあった場合でも、不正競争防止法による法的保護を受けられるようにしつつ、
日々の管理が負担にならないよう適切なレベルで管理を継続することです。
そして管理継続の中で、チェック、改善、社員教育を繰り返していくのです。

つまりバランスが重要なのです。
闇雲に管理レベルを厳しくすれば、コストも掛かりますし日々の業務に支障が出てしまいます。
当然ながら管理が甘ければ秘密情報は漏えいしますし、そうなっても不正競争防止法の保護も受けられません。

理想的な管理のあり方